こんにちは、ゆくです。
AIが、誤った情報を正しいことのように伝える事象をハルシネーションといいます。
ハルシネーション(hallucination)の和訳は「幻覚」です。
AIが幻覚を見て、誤った情報を伝えてくるイメージですね。
ハルシネーションを英英辞書で引くと、「対象物へのリアリティのない知覚」とあります。
直訳するとちょっと分かりにくいです。
リアリティは「確実なこと(fixed thing)」。
知覚(perception)は「神経を通して存在を確認すること」。
つまり「確実性は一切ないのに、それが確かに存在すると感じること」となります。
近年、AIの台頭に伴い、アメリカのシステム開発者などがAIのエラーをハルシネーションと呼ぶようになりました。
しかし、ハルシネーションは必ずしも悪いものではなく、新薬の開発など、これまで組み合わせたことのない成分をAIに分析させることで、新しい発見と出会える可能性もあるようです。
一見、ハルシネーションに見えても、実際にやってみると、最新の知見が手に入るかもしれません。
ハルシネーションの語源はラテン語でalucinorで、「心の中をさまようこと、夢(dream)」という意味です。
似たラテン語にaleaという言葉があります。
aleaはギャンブルという意味です。転じて、チャンスという意味にもなります。
また、alaというラテン語もあります。
alaは翼(wing)という意味です。
alucinorもaleaも、alaから派生していたらおもしろいと思います。
昔の人は、翼を持つ鳥を見て、あてどころなく進む様子をイメージしたのかもしれません。
その心理的な不安定さが、幻覚やギャンブルという意味につながったのかもしれない。
ハルシネーションは、AIの幻覚というネガティブな側面を表現する一方で、ギャンブルのように、もし成功すれば状況を一変させる効果を生む可能性があるかもしれません。