こんにちは、ゆくです。
ハインドサイト(hindsight)とは、過去を振り返ってみて、気づきを得ようとする見方のことです。
hindは「後ろ」、sightは「見る」を意味します。
例えば、1日を振り返って、もっとこうしたらよかったと改善点を見出すことも、ハインドサイトです。
その時点では気がつかないことも、振り返れば簡単に気がつくことがあります。
休日の朝に、これから何をしたら1日が充実するか考えても、なかなか答えは出ません。
しかし、その日の夜に、1日を振り返ると、あれをすればよかったと簡単に見えてくる。
次はそれをすることからスタートすれば、休日が充実します。
気をつけるべきは、ハインドサイトバイアスです。
ハインドサイトバイアスとは、未来の地点から過去を振り返り、どうすべきだったかを考えるとき、容易にそれが実行できたはずであると錯覚することです。
もっとこうしたらよかったのにと、振り返ることは大切です。
しかし、その実行が簡単なことのように思えるのは錯覚なのです。
だから、振り返ることと同じくらい、「どうして、それをしなかったのか」と問うことも大事です。
それができなかった理由を理解しないと、次の機会に活かせません。
精神論で頑張るだけではなく、できなかった理由を分析して、その障害(バリア)を排除する工夫が必要です。
以上をまとめると、過去を振り返り、できなかった理由を突き止めて、それを次に生かすことで、日常の改善が図れるということになります。