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ゆく|夢をかなえるためのブログ|

大人からの初心者ピアノ11年目/作曲/語学/バッハ/東京都出身

調律の効率化とそこから抜け落ちた音たち

こんにちは、ゆく@大人ピアノのブログです。

 

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バッハのインベンションを弾いていると、調律の美しさのようなものを感じ、その歴史が気になったので、ちょっと調べました。

 

その中で驚いたのは、ラの音の周波数は、最近になって、440Hzに統一されたということです。

 

昔は、地域によって、音程はばらばらでした。

 

言い換えれば、文化に根ざした音程を持っていた時代があったということです。

 

自分にとって心地よい音程は、必ずしも、ラの音を440Hzでチューニングしたものではないのかもしれません。

 

現代の音程は、効率を求めて、誰もが同じように演奏するために、マニュアル化されたという印象を受けました。

 

効率化の恩恵と、そこから抜け落ちてしまった音たち。

 

音の感性にも、個性があっていいことを知ると、肩の力を抜いて、演奏に向き合える気がします。