こんにちは、ゆくです。
大人から初心者でピアノを習い、10年が過ぎましたが、基本的な音楽理論を最近ようやく理解しました。
その上で、スケール(音階)の練習は大切だと思いました。
スケールを練習すると、「一つの曲を演奏できるようになっても、しばらくするとその曲が全然弾けなくなる現象」が解消されるからです。
この理由について、書いていきます。
まず、大人から初心者でピアノをはじめた私は、好きな曲を弾くという練習スタイルです。
すると、弾く曲のキー(音階のはじまりの音)が毎回全然違ったりします。
米津玄師さんの曲は、フラットがたくさんついていて、とても大変でした。
スケールとは音階のことで、例えば、ピアノの鍵盤上の白鍵でも黒鍵でもいいので、一つの音を選び、そこから「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」という順に弾いていくと、絶対音感でなければ、どのキーでもドレミファソラシドという音階が聴こえるはずです。
上記のような音階は、長音階(メジャースケール)といいます。
これは、西洋の文化が決めたそうです。
その音楽のシステムを、私たちは使っています。
このように、どの音から始めても決められた間隔で音を並べれば、スケールが作られます。
その上で、楽譜を眺めると、五線の左端にあるシャープやフラットの数が、曲によって異なることがわかります。
そのシャープやフラットの数は、スケールにおいて、キーを示し、ファだけにシャープがつけば、主音はソ(G)で、そこからメジャースケールの音程で音を並べていくとGメジャースケールとなります。
「一つの曲を演奏できるようになっても、しばらくするとその曲を全然弾けなくなる現象」は、次に弾く曲のキーが変わり、「ドレミファソラシド」の位置がずれてくるからです。
楽譜を見て、そのシャープやフラットの数で、キーを瞬時に判別し、そこからメジャースケールを弾くことができないので、キーが変わると、弾けなくなってしまうのです。
反対に言えば、あらゆるスケールを自由に弾きこなせれば、キーが異なっても、一度弾いた曲はすぐにまた弾けるようになるはずです。
スケールの練習が大切な理由はそこにあります。