こんにちは、ゆくです。
理論の勉強をする中で、まずは理解しておくと便利な言葉はダイアトニック(diatonic)かなと思います。
ダイアトニックとは、日本語に訳すと「全音階的」で、5つの全音と、2つの半音から構成される音階を意味します。
ドレミファソラシドと、白鍵で弾くと、その意味が分かるかと思います。
ミファ、シド、の2つが半音で、それ以外の5つが全音になっています。
全ての調性は、5つの全音と2つの半音から構成されます。
簡単にいえば、ダイアトニックとは、「調性に属する」ということだと考えると、理解しやすいです。
また、ダイアトニックで弾けば、音がにごらずに、きれいに聴こえます。
まずは、調性内のダイアトニックと、調性から外れた非ダイアトニックに、大きく分類するところから、理論の勉強はスタートします。
なお、diatonicの語源は、ギリシャ語のdiatonos「可能な限りのばす(to stretch as far as possible)」で、楽器の弦の張力から来ている言葉だと推測されています。
弦の張力は、調性に関係するので、そこから、調性と関係するダイアトニックという言葉が生まれたと考えられます。