こんにちは、ゆくです。
メロディーにおいて、最初の音(first note)と次の音(second note)の、音程をみると、音が上がる場合と下がる場合があります。
英語では、音が上がる音程(interval)を、アセンディング・インターバル(ascending interval)、下がる音程をディセンディング・インターバル(descending interval)と呼ぶことがあります。
アセンディング(ascending)は、上がるという意味ですが、連続する音の階段上で、低い音から高い音へ向けて、ある音からもう一つの音へ向けて、上がっていくニュアンスを含みます。
反対に、ディセンディングは、下がるという意味です。
アセンディングかディセンディングか、これを一つの物差しとして、楽譜上の音程を調べてみると、曲の傾向が見えてきます。
例えば、左手のコード進行において、ベース音が一度ずつ下がっていることがあります。
コードを転回させて、ベース音が一度ずつ下がるように配置していたりします。
聴いてみると、ゆっくり低音が下がっていくので、気持ちが落ち着いてきます。
これは、ディセンディング・インターバルで、一度ずつ下がるパターンです。
アセンディングとディセンディングは、曲の雰囲気を決定づける大きな要素です。