こんにちは、ゆく@大人ピアノのブログです。
私は、ピアノについて、体系的(systematic)な練習をしてきませんでした。
思いつくままに、好きな曲(ほとんどポップス)を選び、弾いてきたという感じです。
これは、教則本を使って練習した場合と比べて、どのような差があるでしょうか。
まず、教則本を使った方が、練習の難易度は低くなることが言えると思います。
次の曲にうつった時に、前に練習したことが活かせる部分が多いからです。
好きな曲を選んで弾いていると、調性がその曲ごとに異なるので、指使いを新たに覚えなくてはいけないし、主音も異なるので、音感がつきにくいかもしれません。
一方で、ポップス曲ばかり弾いているメリットは、リズム感に強くなることです。
変則的なリズムのパターンに慣れるので、クラシック曲を弾いたときに、弾きやすく感じます。
ポップスばかり弾いた後に、バッハのインベンション1や8を弾いたとき、練習した分だけピアノが上手くなることに、感動したくらいです。
ポップス曲は、ピアノ演奏者のことは考えられていないので、指の運びが結構無理やりだったりするのです。
ギターやドラム、ベースなどをピアノという一つの楽器で演奏するので、それは仕方ないことではあります。
結論としては、大人からの初心者が、教則本を使った方がいいのかどうかは、「自分がそれで続けられそうか」という基準で判断するといいのかなと思います。
私は、ピアノを始めた頃、そもそもバイエルやハノンなどの教則本の存在を知らなかったです。
ピアノ上達の近道だと理解できていたら、もしかしたら教則本からスタートしたかもしれません。