こんにちは、ゆくです。
音楽理論の勉強をすると、知っている曲を、楽譜なしで弾けるようになってきます。
方法としては、まず、メロディーを思い出して、その曲のキーを特定します。
曲の最後の一音は、だいたいキーの音なので、電子ピアノでその音を見つけます。
そして、トランスポーズ機能を使って、そのキーに合わせれば、白鍵で弾けます。
そうすると、頑張ればメロディーは右手で弾けるので、このメロディーにどのような和音を重ねるかを主に考えていきます。
ここが難しいところです。
基本的な3和音を重ねれば、それなりに曲になりますが、それでは芸がないといいますか、弾いていて面白くない。
赤と青と黄色のクレヨンでお絵描きをするようなものです。
他の色も使いたいので、セブンスコードなどを使います。
特に、セブンスコードを使っているとき、風景が浮かびます。何となく青い海っぽいコード進行があったりします。
多分、海を見た時の視覚情報を脳で処理するときと、ある和音進行を聴いた時の情報を脳で処理するときは、似たプロセスをたどるのではないかと思います。
同じような電気信号が流れるというか、そんな気がします。
そう思うと、風景から受けた印象は音で表せるということになります。
日本海と太平洋のような、視覚でも判別できない情報の識別は、当然音でも作れないとは思いますが、暑い夏の下でどちらの海を見た時も受ける印象は、似たようなもので、その似たような印象は音にできるのかなと思っています。