こんにちは、ゆくです。
ピアノと同じくらい、語学も好きです。
ピアノと語学は、表現をするツールという意味では共通していると思います。
そこで、ちょっと言語についても書いてみます。
私は、時間があるときに、パラパラと辞書をめくることがあります。
語源を調べたりするのも楽しいです。
例えば、オクターブ(8音)は、ラテン語の8を意味するオクトが語源です。8本足のたこ(オクトパス)も、同じ語源です。
また、音楽用語はドイツ語が使われることがあり、大学でドイツ語を専攻していたので、懐かしく感じます。
授業中に友人と後ろの方に座っていたので、教授からはhinten(ヒンテン)と呼ばれていました。ヒンテンは、ドイツ語で後ろの方という意味です。
外国語を学ぶことは、日本語とは何かを考えることにつながります。
日本語は、曖昧さを好む気がします。
学生の頃に、社会人という言葉の意味が曖昧で、よくわかっていませんでした。
「社会人として」とか、「社会人なら当たり前だ」などとバイト先で言われたりしましたが、正確にどういう意味かは知りませんでした。
最近、社会人という言葉を和英辞典で調べると「シェアリングシステムのメンバーの一人(a member of sharing system)」と書かれており、英語は具体的だなと感じました。
大昔、人は食べ物などを仲間とシェアしながら、生きていました。
この、シェアリングシステムは、人が生きていく上で大前提となる仕組みということです。
社会に出るとは、自分の「持ち物」をシェアすることでもあります。
この時の持ち物とは、自分の能力や時間、情報など目に見えないものを含みます。
つまり、社会人とは、誰かと自分の持ち物をシェアするシステムの中で生きる一員ということです。
自分のことだけしないで、周りとシェアしましょうというのが、「社会人として」という言葉の裏にある意味ではないかと思います。