こんにちは、ゆくです。
体系的という、少し難しい言葉があります。
体系的とは、全体的に筋道どおりに組み立てられた様子、といったような意味があります。
ピアノの練習で例えると、最初にリズムや音程などの基本的な知識を身につけ、次に基礎練習をして、最後に曲が弾けるようになるといったように、筋道立てて順番に進むイメージです。
無理なく、だんだんと上達できるようにすることが体系的な練習なのかなと思います。
体系的を意味する英語、「システマティック(systematic)」の意味を掘り下げて調べてみると、「リーズン(reason)」という言葉に行き着きます。
この、reasonという言葉は、他にもいろいろな英語の意味をたどるときに結構出てきます。
reasonは日本語で、理由とか理性とか、さまざまに翻訳されますが、本質的な意味は「言葉で説明すること」だと私は解釈しています。
理由とは、原因を言葉で説明することです。また、理性とは、なぜそうするのかを言葉で説明できる力のことです。
体系的な練習方法も、なぜその順番で練習するのかを言葉で説明できるものでなくてはなりません。
リズムや音程をはじめに学ぶ理由は、曲を弾くために欠かせない知識だから、と説明できます。
自分の練習が体系的なものになっているか、考えてみると、何か発見があるかもしれません。