こんにちは、ゆくです。
音楽理論を学んでいると、英語の解説の方が分かりやすかったりします。
近代の音楽は、元々が西洋で作られているので、向こうの言葉で説明されていた方が分かりやすいのは当然かもしれません。
逆に、頑張って翻訳した結果、日本語だとちょっと分かりにくくなってしまうことがあります。
例えばカノン進行について、海外のサイトを調べていると、retrogradeという言葉が出てきて、日本語では逆行と訳されます。
音がどう動くかということを表す言葉で、前のフレーズが上昇していたら、それを下降させるのがretrogradeだと理解しました。
逆行という言葉だと、何かに逆らっているニュアンスが出てしまったり、反行(inverse)という良く似た概念と取り違えてしまいます。
また、retrograde、inverseなどの音の動きは、音のcohesion(結束)を生み、それが音楽をつくるようです。
何となく、こういった理解ができていると、楽譜を読む時に役立つ感じがします。